与一卍が卍だった頃、水商売で何故売れたか。

はじめは日報として作っていたんだけれど、長くなってしまったので分割して改めて記事に。
さくたろうさんの日報を読んでいて

こうやって僕と話した事をまとめてくださるのありがたい！と思いつつ。
自分の水商売最盛期をふと思い出してなんであんな売れていたのかな～と。そんな事を書いてみようかと思った。




自分が店長やっていた水商売のお店。8席しかなく、超狭い隠れ家的な立地かつキャパのお店だったんだけれども。
40分1万円ポッキリでやっていたあのお店。
自慢じゃないがコロナ前最後の12月なんか1300万売上出していて。ほんと良く売れる店だった。
㈰は定休日、年末は29日までとかだったかなぁ。
営業時間は２０－２５の5時間だったから単価計算してもらえればどれだけ凄かったかってわかる人にはわかると思う。
当時のInstagramのストーリーがあったｗｗｗ

コロナ突入でモロに影響が出た業種(水商売の中でも)だったのと当時の社長がそれを機にガールズバーに方向転換した結果、新規キャストさんも集まらず在籍も不満だらけ。
最終的に与一の退社のタイミングで在籍キャストさんもそれならばと総退店→閉店となった。


じゃあ何がそこまで売上出せてたのかってのを思い出しながら箇条書き書き記す。

こんなものか。


①は正直8割が店の売上の理由。ひと月の売上を4人の圧倒的スポンサーとも言えるお客様方で支えていただいた。
ではなぜそこまで使ってもらえたのかを紐解くと長くなるので簡潔に。
サービスを変えていた。それは基本的なお店が提供するサービスの内容ではなく、付加価値を付けた。
例えばお客様のお誕生日を指名のキャストさんから確認し、お店からプレゼントの用意。
お店で出せるものを無料でサービスすることもあれば、アパレルや雑貨等をプレゼントしたりとキャストと一緒にお祝いする。
営業マンもよくやる手法だと思う。お祝い事はされればされるほど嬉しい。なんならサービスでなくホスピタリティの精神でやっていたかもしれない。


②は基本方針。どんな圧倒的なお客様がいようとも。そのお客様方が週3で来られようとも。何かの理由でお越し頂けなくなった時にそのお店は終わる。
月1回の来店だけで50万使うお客様しかいないぼったくりバーと月5万使ってくれるお客様が10人いるガールズバー。
同じ売上だけれども安定性があるのは後者だ。
一人のお客様で比較した場合、月1で50万と月10回来てくれて毎回5万使ってくれるお客様。
どちらもとてもありがたい。月1で50万のお客様は店や指名キャストさんに箔が付く。それだけ使ってもらえるだけのサービスが提供出来ている自信となる。
月10回通って頂けるお客様も同様で、それだけ来たくなるお店というのは偉大だ。なによりこのお店良くお客様入っているなと印象付けが出来る。
両者とも来たくなるようなお店を作っていく場合必要なのは薄利。最初値切るお客様が気付いたら月100万使って頂けるお客様になる可能性は意外とある。
クレームもお店やキャストさんの事を思って言っているのだ。真摯に受け止めなければいけない。
ただそこでしっかりと見極めないとモンスター客を作ってしまうので必要な事が③だ。
ただ文句を言いたいだけ、値切るだけ値切ってキャストさんをいたずらに傷つけるようなお客様ははっきりと言ってお客様とはいえない。
早々に出禁判断が必要。中には相性もあるので、このお客様とこのキャストさんはミスマッチだから付けることはNGなんて対応もある。
人間関係だ。すべて上手くいくとは限らない。
時にはとてもお金を使う替わりに店に過剰にサービスを求めるお客様もいる。サービスの内容にもよるが、度が過ぎたり営業に支障を来すと判断出来た場合はいくらお金を使おうが出禁である。
ルールとモラルは大事だ。お金を使っていただいたお客様の気持ちはお店もキャストさんも理解している。


④は以前ナンバーキャストになるにあたって書いた時があるのでそれに通ずる内容のため割愛。
ナンバー目指すならまずは出勤！プライベートと仕事の割合がーって言えるのって、売上出せているキャストさんだけなんで！
なんか大して出勤もせず稼げないし他行こー！とか言う人たまにいるけど、そんなんどこ行ったって稼げんわ！！
まずは出勤して、場数踏んで、そうすれば自分に合う合わないだとか自分を選んでくれるお客様が見つかっていって、そこで初めて稼げるようになってプライベートが充実するの！
タイムイズマネー！時は金なり！寝坊するのも休むのも勝手ですけど！自分の財布を潤わせてくれるお店がJKMAXなんだから！頑張って出勤位はしなさーーーーーい！！！！！！


⑤、⑥は意外と重要。水商売あるあるかもしれないけどこれはリフレでも個人的にはやれたらなって。
イベントはよくやっていたのは毎月コスプレイベント。最終週や何かしらイベントしやすい日程でやっていた。
安直なのはクリスマスのサンタや夏の水着。制服やOL風、時には花魁やメイド、バニー等色々やった。破けたTシャツとかも人気だった。
コスプレの嫌いな男性はいない。キャストも最初は嫌々言っているが、みんなでやれば怖くないの精神でやっているうちに慣れ楽しくなってきていた。
何よりも売上に繋がった。需要と供給とはまさにこのこと。そしてキャストさんも店も営業が掛けやすかった。
損して得をすると良くいったもので。確かにコスプレはオプションだしそれ自体が売上だ。しかし世間一般的には高い。
そこをイベントとして月に2日間ばかりこのコスプレ限定でサービスでキャストさんが着ます！普段見られないあなたも是非！ってやると、先程の薄利多売に繋がる。
何もしなかったら来なかったお客様が来るのである。しかも毎月イベントの日に来る。月1で必ず来るお客様が生まれる。その日来れなかったお客様が悔しくてイベント外の日にコスプレを頼んだりもする。
イベントは重要だ。POPを作って月毎に店内いろいろなところに飾って周知してもらっていた。
そしてバースデーイベント。これも同様にキャストさんからしたらボーナス月になっていた。
前日の営業は終わり際0時を迎える瞬間にお祝いしたいお客様が募り、当日は言わずもがな。
別に何かプレゼントして欲しいだとかそんな事は言わなくて良い。来てくれるだけで嬉しいが一番伝えやすい月なのである。
何もない時にそんな事言っても営業だろって話だが、誕生日くらい誰かと一緒にいたいと誰しも思うのだ。
お店も用意は簡単だ。当月1日から○○さん○日お誕生日です！お祝いしてください！みたいな告知を当日までするだけ。
定型文でも正直これは構わない。周知してもらえればいいのだ。
水商売は本来こういう時はノルマを課すのだが与一はしなかった。年に1回の素敵な日にそんな野暮な事はしたくない。
お客様、お店、仲の良いキャストさん総出でお祝いする。そんな素敵な時間がモチベーションに繋がったりもするからだ。
長く働いてくれるキャストさんだと2回目のバースデーを迎えたりもする。2回目の時はそれはもう盛大だ。
なんなら花を出した時だってある。お店と懇意にして頂いてるお客様にはお店からキャストさんへのお祝いをお願いしたりもしたものだ。
言うのはタダ、お客様、女の子の誕生日一緒に過ごすだけで好印象ですよ。マジでこれ、モテます。


⑦は単純に働きやすさ。ミーティングとかって言ったりもするんだけど、こういうと初めは堅苦しくて嫌がるキャストさんもいるので相談と言う。
リフレも水商売も良く聞くのが店番(黒服)とキャストの関係が悪い故に働きづらい。
関係が悪いからこそ店員と無駄な絡みゼロ！とかキャスト同士の交流ありません！みたいな求人を出さざるをえないのだと思う。
はっきり言います。
お客様も人間、従業員もキャストさんも人間なんです。合う合わないは別にしろ対人関係なんだから何かしら嫌なことはあります。
じゃあ何かあった時に誰に相談するの？友達？いやいや仕事柄友達や家族には話せない。それならせめて一緒に働いている人間同士は相談しやすい環境でありましょう。
が与一のモットー。
もちろん私は孤軍奮闘、一匹狼で頑張るんだ！って方には何も言わないですし、かと言って困ったら手は差し伸べます。
ただ端っからうちの店は交流は極力控えてますよー！！！業務会話のみ！なんて言ってたら空気悪くてしんどいです。
せっかく稼ぐなら楽しく稼ぎたい！だったら定期的に相談出来る時間作って、奥手で相談しにくいキャストさんからもヒアリングしたりする事も必要です。
お話好きなキャストさんなんかは普段から聞けたりもするし。
営業中は営業に集中したいから話しづらいってのはお互いあると思うので営業後でも営業前でも休日でもいつでも与一は話す場は作ってました。
お酒飲むのが好きなキャストさんだったら一緒に飲みに行くこともあります。大事な話はアルコール入れず話したいものだけど、アルコールのおかげで聞き出せる本音もあったりもします。
各々の相性もあるだろうし、他の人がいるとこだと話しにくいってこともあります。
水商売あるあるなのですが、売上意識の切磋琢磨して欲しさ、競い合って欲しさに求人広告で「アットホームな雰囲気」をNGとしているお店って結構あるんですよね。
僕は反対です。向上心は必要ですけど、協力するからこそ相乗効果は生まれるものです。
極論誰とも接さず仕事したいなら一人でパパ活なりなんなりすればいいんです。それは従業員も同じ。
仲良しこよし手と手を取り合って仲良くゴールへ走りましょうとは言ってません。
ただ一緒に仕事している以上は、共有出来る話だってあるんだから、肩ひじはらず話し合える関係性で仕事したほうが楽しくね？ってことです。
ぶっちゃけ自分は興味ないな、この話は参考にならんなって思ったなら聞き流せばいいですし、でも自分には無い発想が時としてプラスに働くこともあるんです。
情報化社会故の情報の取捨選択。
この記事自体もそんな狙いあっての記事だし！








てなわけでいかがでしたか？
JKMAX入ってありがたい事が僕結構こういう仕事の話をさせてもらう事が好きで、でもまとめる能力が無かったり浅かったり。
それでも良いから記事にして！思ってること話して！ってアウトプットさせてもらう機会が本当に多い。
悲しいかな未だに昼夜逆転が治らないせいでこういう記事書くのに一番捗るのが午前2時-3時てとこ。
朝活ならぬ深夜活。
でも未だに求められるってことは少なからず需要はあるだろうし、全部が全部参考にならない訳では無いと思うのよね。
こんな駄文でも吸収出来る事とかひとつの発想として頭の片隅に置いてくれたり、単純に面白い！って読んでもらえるうちは書いていこうと思う。
さて...11:00予約の歯医者まで寝るか寝ずに今日を過ごすか...


本日の与一の動向はこちらでチェック！








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